紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

一日一句 61

2013年 9/20公園で歌ふ人聴く人十六夜や 開場を待つ間チキン月見食べチキンチーズ月見食べつつ芝居待つ9/19中秋や夢まで飲み込む姫子鯛レッスンを終え名月の町に出る名月や横断歩道を駆け渡り名月を独り占めする歩道橋暫くは名月と伴に帰る道9/18秋晴れや登…

一日一句 60

2013年 8/19 逝く夏や公演終へて一休み夏公演無事終へ次のステージへ逝く夏や公演終へて荷を作る公演を終へ洗濯物干す夏が逝く8/18半年の集大成の晩夏千秋楽灼熱のドレスで君臨千秋楽チェシャ猫が晩夏に歌ふ千秋楽逝く夏や笑顔と緊張千秋楽帰り道晩夏の月と…

一日一句 59

2013年 7/20みんみんの声聞きながら稽古かな稽古終へ帰り道照らす夏の月7/19夏の夜の夢幻か華の乱捕れたての鯵キラキラと並ぶ台7/18向日葵のこちらを睨む目のごとく 期日前投票に行く日傘差し集まってゴスペル歌ふ夏の朝高く舞ひ低く踊りて揚羽かな7/17ふっ…

一日一句 58

2013年 6/19池ノ辺に夢花開く九輪草洗濯物おずおずと干す梅雨曇り6/18本日の目玉一本釣り鰹 鳥帰る樹のかしましき梅雨晴れ間6/17煉瓦壁ベールをかけて瑠璃茉莉赤煉瓦に青いカーテン瑠璃茉莉赤煉瓦ベールをかける瑠璃茉莉梅雨晴れ間二度洗濯し干し換へる冷や…

一日一句57

2013年 5/19メイクする銀杏若葉を眺めつつ 夏風邪に声を盗られて往生す5/18出来立ての台本を読む初夏の窓乙女らの服華やぎて初夏の街5/17登校の女子高生たち日傘差すハイヒール足首すっと薄暑かなゴミ箱の蓋頭を打つ薄暑かな5/16その美しさ永遠であれ薔薇も…

一日一句 56

2013年 4/19 いつも会ふランドセルの子躑躅咲く掃き掃除の人姿なく躑躅咲く縞縞の腹きらきらと初鰹4/18登校の子らシャボンの香春の朝庭いっぱいシャボンの香の家春の朝鳴く犬に返事する人春の朝老鴬の鳴く朝ひとときゆったりと煮付けにと捌かれてをり春のエ…

一日一句 55

2013年 3/18春の花植えて駅前ロータリー春炬燵囲み企画の話聞く都心への電車で居眠り春の午後強風や電車の遅延春の午後訪ね来るお家ギャラリー春の午後 3/17アネモネが店先に咲く大通り早春や休憩中の笑ひ声神の手の整体受ける早春や3/16鶯の音にすっきりと…

一日一句 54

2013年 2/19淡雪や落ちては消えて降りて消ゆ淡雪と思いきや午後は積もり行く低き山高山に見ゆ春の雪淡雪やサーバー使ふ稽古するホカロンが心底嬉しい寒さかな2/18早春や大宴会の手伝いにマリンタワー紫に聳え春の夜春浅し元町夢のペイヴメント元町や桜草ツリ…

一日一句 53

2013年 1/17雪溶けて寒の草花顔を出す1/16店の灯や溶け残る雪やや黒く 店の灯や積まれた雪のやや黒く1/15雪溶けて屋根の上から見え始め雪少しずつ溶け椿微笑みて空晴れて屋根屋根の雪まだ白し雪落ちて紅き椿の背を伸ばす残る雪溶けて屋根屋根顔を出すどっさ…

一日一句 52

2012年 1219 木枯らしに白い花揺れ墓参かな海風に白椿揺れ墓参かな父が逝き五年目の冬墓参かな墓参への坂道に咲く白椿1218堀炬燵根が生え話に花が咲く年賀状どっさり出してすっきりし御祝と書かれ獅子柚子台に載り1217瓢箪にポインセチアを飾り付けクリスマ…

一日一句 51

2012年 1118海岸を流鏑馬の駆ける初冬やコート着て祭り本部のアナウンサー地平線まだやや赤く冬の月1117ステージのトリを務めて初冬や舞台化粧落とし初冬の街に出る1116帰路電車窓いっぱいのすすきの穂1115深窓の白菊戸外に乗り出して赤べべの子鳩怖がりて七…

一日一句 50

2012年 10月19日今朝もまた金木犀を追ひかけて1018町中を金木犀が付いてくる研修の朝百日草の咲く歩道雨傘に金木犀の訪ね来る10/17竜胆も百花に混じり花束に10/16秋晴れや飛行機行きて音は後金木犀香に包まれて物を干す金木犀香りに来し方蘇る来し方の蘇る香…

一日一句 49

2012年 9/17秋団扇休まずパソコン打ってをり秋風や慣れぬパソコン打ってをり秋風や太鼓演奏聞く帰りもんじゃ焼く娘の頼もしく秋の夜帰宅して灯り点けずに虫を聞くまた来年約束しつつ夏は逝く9/16秋暑し虹橋渡るゆりかもめ秋暑し足湯の長き石の道湯疲れや帰り…

一日一句 48

2012年 8/19舞台終へ戻る日常秋に入る打ち上げの乾杯まずは枝豆を日焼けする舞台前後の荷運びで八月も後半海の客闊歩8/18雷鳴を聞きストレッチ本番前クーラーの効く楽屋にて顔作る公演の差し入れにメロンあり千秋楽ひとときを猛暑忘れて千秋楽熱演の涙頑張っ…

一日一句 47

2012年 7/18梅雨明けの宣言の朝空曇る梅雨明けや裏道に店三、四軒受信待つ翁アロハシャツ羽織り順繰りに真夏と冷房縫ひてゆく7/17鳴き初めの蝉まだ少し元気出ずゆっくりと蝉しぐれの下ペダル漕ぐ7/16風に乗り焼そばの匂ひ夏祭夏祭り囃子と匂ひに誘われてたこ…

一日一句 46

2012年 6/18買ひ物のついでに紫陽花訪ね行くうず高くマンゴーの実を盛るパフェ-マンゴーの味香りまろく柔らかく6/17午後からは持ち歩くだけ梅雨の傘梅雨晴れ間歩行者天国花咲きて昼の友と夜も邂逅梅雨晴れ間6/16梅雨模様蝶の横切る並木道梅雨の街傘と荷物が…

一日一句 45

2012年 5/17露地の家真紅の薔薇を誇りけり猫の恋サキソホーンと混じり合ひ5/16虫歯治療麻酔の口元薄暑かな下校の子に挨拶をされ卯花咲く5/15小さき傘揺さぶられをり躑躅雨咲く傘の無色の多し躑躅雨5/14老鴬の去りて巷の朝の音老鴬の去りて新聞めくる音ひとし…

一日一句44

2012年 4/30お社の塀から顔出す躑躅かなスタジアム見上げる歩道の緑かな子燕の声に見上げる駅舎かな4/29見るごとに緑濃くなり深くなり心地よき稽古疲れや昭和の日待ち合はせ場所に入れず昭和の日柏餅くるんだ葉だけ置き去りに4/28藤房の咲き初めてまだまばら…

一日一句 43

2012年 3/31 天気予報外れて広ぐ春日傘家も木も揺れてうなりて春嵐3/30リハビリの手でミシンかける春の日やリハビリの痛みと戦ふ春の日や3/29春淡し打ち水の面凍りをり3/28露天風呂望む峰々霞みゆく旅先の人情の味春の昼茶を出され旅の出会ひや春炬燵境内に…

一日一句 42 2012正月

2012年 元日年越しの蕎麦食べぬ内年明けて旅先の元日屠蘇も酒もなし旅先で蒲鉾切りてお節かな探し行き旅先の神社で初詣旅先の薬の街で初詣元日やエスカレーター右に立つ元日や和服の夫婦下駄鳴らし従業員同士の慶賀カフェの昼屈託なく笑ふなんばの初笑ひなん…

一日一句 41

2011年 1231乗り継ぎて子と二人旅大晦日食ひ倒れの街でお節買ふ大晦日大晦日道頓堀に灯が映り青空に通天閣立つ大晦日1230年の瀬の空チェシャ猫の笑みの月母の煮る煮物の匂ひ晦日かな1229年末の買ひ物ついでに映画観るのし餅をみな切りたがり争奪戦新年の用意…

一日一句 40

2011年 12/3暖房を切ってダンスの白熱し稽古場にブーツの並ぶ体験日稽古場から紅葉黄葉のグラデーション12/2銀杏の葉子ら一斉に空へ投げ子ら放つ銀杏シャワーや平和祈る原爆のドーム銀杏に彩られ黙祷の生徒ら銀杏の木の下で師走の街離れ平和の黙想す12/1宮島…

一日一句 39-2

2011年 2011年 9/18 ハワイアン流れる祭秋の町 休日の締めに新そば食べに行き 9/19 大水や助け出された人の報 9/20 台風や傘しっかり持ち駅向かふ 台風や雨ゴートの婦人優雅なり 9/21 台風や電車止まりて人あふれ 嵐去り再び虫の音沸き上がり 9/22コーヒーを…

一日一句 39

2011年 9/18劇場を出れば鈴虫鳴く丘に幼子が弟の手握る秋の夜虫の音の大音量なり我が町よ9/17秋の蝉聞きつつ踊るまだ踊る9/16発車音ずれて歪んで秋暑し9/15つく法師遠く虫の音沸き上がり友上梓せし本届き秋暑し9/14彼岸まで残暑続くかと立ち話鳥宿る木に鳥帰…

一日一句 38

2011年 8/18汗拭きて団扇使ひて日を過ごすストレッチ汗かく度に伸びてゆく猛暑日のレッスン秋に実り行く猛暑日も夜風の心地よき散歩残暑とは言へ新物の秋を食ふ8/17ビルの影木陰を辿りて稽古場へダンスには節電冷房つらかりし稽古終へ猛暑の巷へと戻る8/16夏…

一日一句 37

2011年 8/3ついと出てすぐ葉に隠れ揚羽蝶夏料理器もキンと冷やし置く帰省子のキャリーごろごろ鳴らし来る材料も器も工夫夏料理駅ごとに言葉の戻る帰省かな帰省する家はもうなし夢の跡夏草や既に更地の元実家睡蓮の池人々の足を止め大家族テーブル狭しと夏料…

一日一句 36 戸来村(現 新郷町)へ

2011年 7/8 だし汁に浸かるトマトのよく冷えて節電や夏敷物を買ひ求め夏祭りお囃子聞きつつ荷を作る荷を作る祭囃子を聞きながら夏祭り浴衣で自転車漕ぎ行く子いつもより早き梅雨明け蝉も居ず節電や家族それぞれ団扇持ち夏服の黒を選びて通夜に行く7/7海霧や…

一日一句 35

2011年 7/3梅雨晴れ間夢と笑顔の千秋楽7/2挨拶は楽屋の鏡越しの梅雨梅雨晴れ間舞台の安全祈願しに鏡越しに会釈し合ひ夏楽屋6/24強風で紫陽花頭を右左風強し額紫陽花のグルーヴ感一斉に額紫陽花のそよぎけり6/23車窓から枇杷を見つけてはしゃぐ子ら6/22地中海…

一日一句 34

2011年 5/19薄暑とはいへ日暮るれば肌寒く5/20夏めきて出掛けにバックも替へてみる5/21初夏の朝舞台化粧で街歩く出番待つ楽屋の熱気や初夏の窓舞台終え帰る夜風や初夏の街5/22香に目覚め薔薇と一緒に過ごす日や声を聞き見上げる軒に燕の子5/23九州は梅雨入り…

一日一句 33

2011年 5/2東洋の香りを放つ夜の藤5/3老鴬の音に目覚めけり病癒えワイルドに自生の藤の絡みけり穴場といふ藤の寺にてくつろぎぬ谷戸深く進めば老鴬迎へけり藤訪ね行く先々で祈念せり黄金週穴場はホテルのランチかな混雑の源氏池にも白き藤白藤を訪ねる寺に孔…