紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

一日一句 52

2012年
1219
木枯らしに白い花揺れ墓参かな

海風に白椿揺れ墓参かな

父が逝き五年目の冬墓参かな

墓参への坂道に咲く白椿

1218
堀炬燵根が生え話に花が咲く

年賀状どっさり出してすっきりし

御祝と書かれ獅子柚子台に載り

1217
瓢箪にポインセチアを飾り付け

クリスマスツリーを飾りアーケード

傘閉じてクリスマス色のアーケード

冬根菜煮込んでおふくろ味定食

1216
投票に行く朝の気や息白し

道滑る思はぬ処凍りをり

投票所コートの老いた夫婦連れ

師走路をサイレン鳴らし消防車

1215
風邪気味の日や一日中引き籠る

時雨るるや腰の痛みの再発し

1214
大ホール埋めてゴスペルクリスマス

黒と金着飾りゴスペルクリスマス

メイクにも年季ゴスペルクリスマス

レジ前にミニシクラメン鮮やかに

1213
選挙カー横過ぎて行く道寒し

タクシーの光の列や月寒し

1212
冬の日や車内に長き影落とす

樅の木を手作りで飾るクリスマス

ビルの空黄金に光る銀杏立つ

1211
早朝の寒さ緩みて空蒼し

母のコート並べてお下がり手に入れる

母の剥く熟柿それぞれ個性あり

1210
蔦落ちて蔓の鎖の残りけり

歯の治療寒波の町に出で行けり

治療待つ暖房強き待合室

暖かき靴下厚く靴履けず

寒波の日夕暮れの雲燃えてをり

1209
木枯しや島への橋に波被る

稽古場の下駄箱ずらりのブーツかな

1208
風邪の人避けて車両をすり抜ける

娘の語る名残の紅葉を見てきたと

待ち合はす娘の珍しく着膨れて

娘の語る名残の紅葉見たつもり

1207
始発待つ手袋通す寒さかな

ぐったりと暖房車両の客となる

冬日和すぐ洗濯の乾く午後

1206
一瞬の車窓に宿る紅葉かな

風の中掃いても掃いても落ち葉降る

1205
枯れ蔦に紅葉少し残りをり

1204
重い尻上げて賀状を買ひに行く

1203
降り積もり輝く銀杏を踏みて行く

1202
音楽堂ロビーから見る紅葉かな

再会のランチや飾りはクリスマス

クリスマスツリー聳える商店街

開場を待つブーツの列音楽会

1201
小春日や汽笛の長く響きをり

木枯しやダダダンダダダン貨物行く

降りだして足元の落ち葉シャラシャラと

1130
風吹けば落ち葉を伴に歩く道

1129
お裾分けみかんを鞄に放り込む

1128
干し物を出したり入れたり冬の空

居眠りの老母暖房つけてをり

1127
小春日や母は植木を伐ってをり

1126
雨に落ち歩道に貼り付く黄の銀杏

1125
ワクワクと剥けるを待ちて柿を食ふ

1124
同じ顔マネキン並ぶ冬セール

病み上がり街行く人はみなブーツ

群れる人掻き分け掻き分け冬の午後

1123
風邪でダウンした勤労感謝の日

1122
山茶花や仕事を終へてホッとする

海老芋のコロッケ煮物の味がする

1121
エコバッグどんどん重く小春日や

エコバッグ重くなりゆく小春日や

手土産はサンタのカップのプリンかな

どこまでも快晴の空小春日や

1120
早朝の出勤とうとう手套出し

小春日や今朝着たジャケット手に持ちて

1119
公園のコキア斑に紅葉し

昨日より太った月の赤き冬

カフェを出る人うう寒と低き声