紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

一日一句 60

2013年
8/19
逝く夏や公演終へて一休み

夏公演無事終へ次のステージへ

逝く夏や公演終へて荷を作る

公演を終へ洗濯物干す夏が逝く

8/18
半年の集大成の晩夏千秋楽

灼熱のドレスで君臨千秋楽

チェシャ猫が晩夏に歌ふ千秋楽

逝く夏や笑顔と緊張千秋楽

帰り道晩夏の月と共に行く

打ち上げの帰り晩夏の月見上げ

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8/17
初日開くにわとりが主役夏公演

受付に向日葵並ぶ初日かな

8/16
小屋入りや明日から本番夏公演

衣装には冷却スプレーたっぷりと

8/15
かなかなに始まりみんみんアブラ鳴く

干し物のベランダ蝉に頭突きされ

終戦忌買ひ出しの如大荷物

8/14
百日紅百合七変化迷ひ道

先祖の墓守ってくれる千の蝉

先祖の墓守って歌ふ千の蝉

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先祖の墓菩提弔ふ蝉時雨

墓参り帰りにカフェでひと涼み

8/13
上品に白長茄子の笑顔かな

魚屋は何でもお盆特別品

新しき制服Tシャツ波背負ひ

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8/12
風鈴と俳句が揺れる駅舎かな

プーさんが交差点守る炎暑かな

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暑き日のドロリと山に入り行く

8/11
自販機を吟味して歩く蝉時雨

本番前最後の稽古雷雨かな

8/10
緑陰や後ろから来る人を待つ

8/9
猛暑でもそれぞれの日々暮らしをり

思ふこと蝉時雨浴びて消えゆけり

蝉時雨浴びて思考の止まる時

8/8
浮き輪持つ若者が行く海の街

銀行を出て曲がる角芙蓉咲く

乗り換えの駅曲がる角芙蓉咲く

8/7
乾かした後シャワーかかる夏の朝

衣装通しギャラリー多き夏の午後

大荷物担ぎ汗かき通し稽古

ビールを楽しみに帰る稽古後

大荷物次の電車待つ夏の夜

8/6
暑さとの戦い頑張るメリゴかな

黙祷の八時十五分原爆忌

8/5
百円の西瓜律儀にカットされ

花束の百合の香りにくらりとし

スタンドの百合の香りにくらりとし

冷えパイン食べる外人歌舞伎町

相似形のカット西瓜並ぶ店

8/4
鰻パンもらふ真夏の誕生日

連日の稽古で寝落ち真夏の夜

8/3
蝉のファンファーレ受けつつ稽古場へ

稽古帰り花火帰りと鉢合わせ

8/2
ギーギーと伊勢海老がなく夏の解禁

トラックが着き夏の生け簀賑わひて

芝居跳ね現実に戻る夏の夜

8/1
酸い甘さ舌に吸い付く李かな

かぶり付く冷えた李の酸い甘さ

よく冷えた甘酸っぱさやはたんきょう

冷房を止めて風入れダンスする

夏の宵易者に心動かされ

易者の前よぎる勇気や夏の宵

薄明かり老いた易者や夏の宵

冷房を止めて集中ソロ踊る

7/31
歩道へと飛び出す夏草蹴りながら

境内をよぎる蝉時雨を浴びて

久方の邂逅夏の夕の街

懐かしき味丸かじりプラムかな

7/30
生け簀では寄り添ひ合ひて夏の宴

低く飛びすぐ消えて行く夏燕

低く飛び駅舎へ戻る夏燕

7/29
裏露地ののれん街に鳴る風鈴

夏の花にかしずかれサックス吹く男

夏の花かしづくサックス吹く男

ルバキアに囲まれサックス吹く男

女子会で話せる幸せ夏の午後

年齢を越えて女子会夏の午後

日暮やいつもの裏道違ふ顔

7/28
耳横の木に蝉が居るうるささよ

耳元でみんみんが鳴く甲高く

耳元の樹で鳴くみんみんラプソディ

地を這ひて蹴られ飛び立つ夜の蝉

7/27
荒れ狂ひ轟く深夜の雷雨かな

提灯の揺れて今宵は夏祭り

そわそわと墨田の花火の待ち合はせ

花火客掻い潜り行く墨田の夜

夏空やスカイツリーの聳え立ち

花火待つスカイツリーの見える町

ぎっしりと屋形船出て花火待つ

墨田区に居ながらテレビで見る花火

墨田の夜テレビでゆったり見る花火

墨田の夜江戸の花火の心意気

7/26
夏休み試食のお替わり限りなく

魚詰め放題夏でも手が凍る

浴衣の子今日はどこぞのお祭りか

いつまでも涼しくならぬと井戸端や

参道に提灯並ぶ夏の宵

7/25
自転車の前と後ろの夏帽子

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日戻りの鰹背中はマリンブルー

夏祭り準備で建てる提灯門

夕涼み川鯉にパンを投げる人

音だけで気分楽しむ遠花火

7/24
もう白き花ばかりなり蕃茉莉

工事中梅雨の戻りや遠回り

夏休みになり昼の町に子が溢れ

兄越して行き寂しくなり戻り梅雨

7/23
蝉時雨犬の散歩は社交場

朝の露地夜の名残の蚊遣りの香

絡み合ひ風鈴カラカラしか鳴らず

シイラ焼きパン温めてシイラパン

夏着物すっきりと着て歩く女

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ピンと跳ね空へ飛び出す夏の藤

7/22
ギャラリーの看板娘凌霄花

看板娘笑顔で出迎へ凌霄花

凌霄花看板娘の笑顔かな

スーパーに浮袋売る海の町

公衆電話使ふ少年夏の朝