紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

一日一句57

2013年
5/19
メイクする銀杏若葉を眺めつつ

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夏風邪に声を盗られて往生す

5/18
出来立ての台本を読む初夏の窓

乙女らの服華やぎて初夏の街

5/17
登校の女子高生たち日傘差す

ハイヒール足首すっと薄暑かな

ゴミ箱の蓋頭を打つ薄暑かな

5/16
その美しさ永遠であれ薔薇も人も

昼仕事夜衣装作り薄暑かな

5/15
三人前新茶を煎れて二杯飲む

焼き肉を網でジュージュー初夏の夜

5/14
豆アジをパックに詰めてよく売れて

潮風を纏った乙女夏めきて

薔薇の香に包まれ夕暮れ夢を見る

夏めくや軍港に夕陽沈みゆく

5/13
江ノ電に揺られてのんびり初夏の旅

江ノ電や青葉若葉の中を行く

大仏は変はらず美男子若葉かな

5/12
母の日に贈られし薔薇香りよし

荒れた土耕してをり風薫る

ダンス舞台谷根千キャッツの初夏の夢

風薫る谷根千キャッツの夢紡ぐ

母の日や幼児の描いた顔並ぶ

5/11
樹も草も傘も濡れ行く若葉雨

思ひ込めゴスペル歌ふ初夏の宵

卯の花の揺れて濡れ立つ雨の朝

五月雨や酣の宴お開きに

五月雨やオーハッピーデイでお開きに

5/10
小さな実ちょこりと揺れて藤の房

ばんまつり紫と白揃ひ踏み

その家へ誘ふ白薔薇気品満ち

5/9
タンポポの綿毛となりて風を待つ

遺跡かとみまごふばかり蔦繁る

夏大根ごりごり削ってツマ作る

初物の新茶で和む母と娘と

5/8
ゴスペルのリハ盛り上がる初夏や

帰る道夜目にも白き卯垣かな

5/7
黄金週明けて客足ちょぼちょぼり

ひょろひょろとやたらポピーのあちこちに

ばら園に足長の影君臨す

珍しきバラだと他人と談義する

口ずさむラブミーテンダー薔薇の名よ

5/6
稽古終へ駅へと急ぐ若葉雨

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やむを待ちカフェで読書や若葉雨

黄金週終はり荷物と帰り来ぬ

黄金週今宵で終る娘と飲みに

5/5
こどもの日リュックの家族往来す

メンバーが揃って稽古風薫る

こどもの日買ったのは何故か道明寺

正宗の兜飾ってこどもの日

5/4
黄金週子らは生け簀に目輝かせ

新緑の電車泣く子を乗せて去る

井戸水を汲む音響くみどりの日

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井戸のポンプギシバシャ響くみどりの日

卯の花の匂ひの満ちて夕暮れぬ

5/3
五月晴れリゾート気分の海辺道

黄金週アメリカ人がブダイ買ふ

黄昏や薔薇の香りの露地を行く

5/2
こんな場所に懐かしき花いぬふぐり

紫蘭咲く庭を見ながら曲がる角

今日は八十八夜だと話題にし

茶を飲みて八十八夜を話題にし

パン買ひに出て柏餅も買ってくる

5/1
朝の顔メタモルフォーゼ五月来る

卯の花が今年も我が家に咲きに来る

卯の垣が今年も我が家に巡り来る

卯の花の香り今年も我が垣に

4/30
大栄螺タワーに積まれ君臨す

アイシャドウメッシュでめかす桜鯛

行く春やゴスペル仲間で酌み交はす

4/29
惜春や渋谷ライブのみおん嬢

惜春やアニソンライブに姫登場

惜春やアニソンライブで歌ふ姫

惜春や艶やかに歌ひ踊る姫

昭和の日人混み抜けてライブ観に

昭和の日渋谷で仲間に邂逅し

4/28
稽古場の窓は若葉の海となる

新緑を吹きわたる風になり踊る

キケマンの群落線路の脇に咲く

キケマンの群落線路に沿ひて咲く

4/27
日の眩し大型連休突入す

行く春や伊勢海老ギギギと抵抗し

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ギャラリーは炬燵塞ぎて広々と

行く春や夢紡ぐ人魚に会ひに来る

行く春や人魚が夢を見るギャラリー

4/26
トタン小屋も屋敷に見えて蔦若葉

小魚に栄螺に法螺貝春の膳

4/25
開発に置き去りにされシロツメクサ

童心に帰る一隅シロツメクサ

線路脇ひょろひょろと咲く春のポピー

4/24
春雨や双子の車も濡れて行く

春寒し乳幼児集まる歌稽古

雨に濡れ藤の花房香り立つ

春雨や飲み屋の暖簾揺れてをり

新緑とレッドリーフのハーモニー

春寒しならぬ言葉を飲み込みて

4/23
捌く腹不思議な物が春の魚

春の魚捌く腹から変な物

捌く腹から変な物春の魚

春の夕カレーの匂ひの街を行く

さきがけて咲くバラの名はマリアカラス

4/22
老鴬のしきりに鳴いて札所かな

新緑や赤き幟の札所かな

新緑に抱かれ札所の段昇る

霊場へ向かふ幟や著莪咲きて

躑躅咲くきざはしの上札所かな

新緑の石段昇りて霊場

著莪の咲く段上り詰め札所かな

4/21
春雨や稽古でも傘活躍し

春寒し芝居観る前腹ごしらへ

4/20
新緑に響く球児の声高く

夏公演まで四ヶ月衣装合はす

春寒し稽古帰りのぽんちょまん

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春寒し電車止まって思案する