紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

一日一句 45

5/17
露地の家真紅の薔薇を誇りけり

猫の恋サキソホーンと混じり合ひ

5/16
虫歯治療麻酔の口元薄暑かな

下校の子に挨拶をされ卯花咲く

5/15
小さき傘揺さぶられをり躑躅

咲く傘の無色の多し躑躅

5/14
老鴬の去りて巷の朝の音

老鴬の去りて新聞めくる音

ひとしきり老鴬去りて朝静か

老鴬や早朝家人の出掛け行く

新品の鉄瓶を煮る五月闇

5/13
風薫る下町散歩とすれ違ふ

夕暮れや銀杏若葉の天染まり

5/12
訪ね行く坂道の角躑躅咲く

5/11
散りこぼれ藤房の芯残りけり

夜の花屋カーネーションの赤く咲く

読経や燈明に浮かぶ躑躅かな

5/10
夜桜や夜の歩道を脅かす

5/9
街灯に浮かび上がりて若葉かな

ひと休み桜若葉のベンチかな

5/8
老鴬の去りて裏山ひっそりと

干し傘の部屋を狭くし初夏の風

通院の道に卯の花香り出し

バス停に卯の花香る午後曇り

5/7
藤房のまだ伸びてをり月の夜

5/6
連休のお土産交換初夏の風

痛ましき竜巻の犠牲藤の散る

残雪の山の遭難相次ぎて

薫風や窓大きく開け深呼吸

5/5
甲冑を着て記念撮影こどもの日

雨上がり鱗きらめく鯉のぼり

大荷物最後に柏餅も求め

夜遅く売る柏餅福を買ふ

残り物とは言へ美味し柏餅

5/4
東北の遅い花見に鯖の寿司

チューリップ三角錘に蕾みをり

待たされて食ふ美味き寿司桜鱒

5/3花嵐壊れし傘と二本持つ

駅弁の楽しみ残す桜餅

花嵐紹介の店にたどり着く

花冷えや新作カクテル凛として

白海老は尾から食べよとサラダかな

5/2
新茶飲む後味いつまでも甘く

閏年八十八夜は一日に

閏年八十八夜は昨日とか

ひとときの団欒新茶を皆で飲み

5/1
藤房の今日また少し長くなり

藤の雨晴雨兼用傘を買ひ