紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

一日一句 41

2011年
1231
乗り継ぎて子と二人旅大晦日

食ひ倒れの街でお節買ふ大晦日

晦日道頓堀に灯が映り

青空に通天閣立つ大晦日

1230
年の瀬の空チェシャ猫の笑みの月

母の煮る煮物の匂ひ晦日かな

1229
年末の買ひ物ついでに映画観る

のし餅をみな切りたがり争奪戦

新年の用意に下着を買ひに行く

のし餅の切り時を待ち切りそびれ

1228
賀状書き終へまた数枚書き足して

松飾る暮れも二十八日なり

押し迫り稽古納めに向かふ坂

1227
年の瀬や鰹節出汁の香り満ち

金星を道連れに月冴かへる

金星と月美しき寒波の夜

凍てし道通夜の提灯持ちて立つ

1226
稽古へと向かふ寒波に襟を立て

クリスマス曲で踊る稽古納め

初夢の句を賀状にも書いてみる

賀状書き新しき山を減らしゆく

年末の客祝い花を手土産に

1225
ダンシングクリスマス幸せな夜

仲間らと踊るステージ聖夜かな

ステージを終へ乾杯する聖夜かな

1224
ダンシングクリスマスサンタも踊る

クリスマスイブ帰りにチキン買ふ

1223
銀杏を拾ふ人ビルから見下ろして

稽古終え照明暖房切りて出る

着ぶくれて夜の闇へと突き進む

1222
雲間から入り日の覗く冬至かな

中継の銭湯柚子で溢れをり

体調を崩し冬至に臥せてをり

1221
車椅子の子らと歌ひてクリスマス

プレゼント交換手袋いただきて

1220
冬晴れや踏切閉まる急ぐ道

冬晴れや工事中の道大回り

夕焼けも薄れて冬の帰り道

露天湯に光る星浮かべ聖夜かな

1219
父逝きて四年目の冬薔薇飾る

父逝きし日も冬晴れて記念の日

1218
ゴスペルで施設訪問クリスマス

クリスマス老人施設で歌歌ふ

施設訪問銀杏黄葉の輝けり

冬晴れや干し蒲団並びトンビ鳴く

冬晴れや自転車ジョギング行き交ひて

12/17
散る銀杏蹴散らし自転車走り来る

散る銀杏道の両脇たまりをり

散る銀杏寺の前だけ掃き清め

積もる銀杏スコップで掻き寄せる人

1216
宝塚観てビルの風寒き街

観劇を終え銀杏降る夜の街

銀杏降る信号待ちのカーペット

1215
塾帰りの子ら顔見えず日短し

幼子の赤いタイツのふっくらと

忘年会の季節トラが横たはる

12/14
フルートの体験レッスン降臨節

ゴスペルの聖夜や強く高らかに

アジアンなイルミネーション駅前に

義士祭の夜フルートを聴いてをり

12/13
フレンチのランチを友と師走かな

小春日や友と待ち合はせランチへと

コート脱ぎパーソナルトレーニング見学す

12.12
生徒らの列に抗ひ冬の街

ショーの衣装選ぶ師走のレッスン場

12/11
クリスマスリースが出迎へコンサート

手話付きでクリスマスの歌コンサート

震災以前が遠く感ずる忘年会

12/10
金の矛青空を突く銀杏かな

12/9
夕暮れの手のかじかみて茜雲

迎え待つ子の手冷たし夕の駅

夕の鐘駅へと急ぐ息白し

暖房の効きて上着を網棚に

長男に誕生日のメール師走かな

子の歌ふ北風小僧の声通る

花の店ポインセチアで赤めきて

12/8
年寄りの部屋暖かし出たくなく

年寄りの部屋暖かし根が生へる

掘り出しのマフラー母に誉められる

12/7
玉ねぎの如厚着脱ぎ風呂に入る

繰り返すオルゴールの曲クリスマス

12/6
年寄りの使ひ頼まれ冬の雨

老いし母稽古休まず冬の雨

冬の雨スパへ向かふをちと悔やむ

露天湯に光る星浮かべクリスマス

湯けむりの立ち上る露天冬の雨

氷雨降る今宵ゆっくり露天風呂

露天風呂手だけなかなか温もらず

12/5
軍艦の前でサンタの撮影会

トナカイを追ふサンタ達撮影会

サンタ服着て全力疾走撮影会

クリスマス曲流れる店ワイン飲む

待ち時間おしるこ缶が売れてをり

12/4
ジングルベル気にせず地味な買ひ物を

友の芝居跳ねクリスマスの巷へと

黒服を選ぶ横にはサンタ服