紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

一日一句 42 2012正月

2012年
元日
年越しの蕎麦食べぬ内年明けて

旅先の元日屠蘇も酒もなし

旅先で蒲鉾切りてお節かな

探し行き旅先の神社で初詣

旅先の薬の街で初詣

元日やエスカレーター右に立つ

元日や和服の夫婦下駄鳴らし

従業員同士の慶賀カフェの昼

屈託なく笑ふなんばの初笑ひ

なんば花月酒の匂ひの初笑ひ

初笑ひ結局枕で終わりけり

たこ焼きを丸める元日道頓堀

二日
正月の二日一日電車旅

正月二日日がな一日電車旅

早起きとまだ寝ぬなんば二日かな

各駅の旅雪の町風の町

正月や難波暖か近江は雪

近江は雪遠州は風二日かな

運転手点呼が響く二日かな

風の遠州暖かな駿河二日かな

途中下車してランチディナー二日かな

旅先の正月撮れぬ電池切れ

正月やキャリーバックの横行す

正月に開くファミレスが旅の食

初売りと初詣で動く乗降客

カップル家族女同士二日かな

電池切れで正月早々漫喫へ

大都市も地方都市も横切る二日かな

正月の旅終えいつもの町に立つ

三日
初夢は確かに見たがまとまらぬ

初夢や舞台の本番直前で

年寄りに順番譲る初夢や

初売り初詣初湯三日かな

三日夜でも警備立つ初詣

黒温泉に首までつかり初湯かな

雛壇に裸の並ぶ初サウナ

四日
新年の祈願に映えて茜空

映画観る正月四日レディースデイ

初仕事の娘と待ち合はせ飲みに行く

暮れに見そめた福袋やっと買ひ

暮れに惚れその福袋やっと買ひ

福袋中は帰宅後のお楽しみ

居酒屋の出迎へきちんと御慶され

5日
鉢合はせ互いに謝る松ノ内

初稽古向かふ夕空上弦や

六日
江戸での初笑ひ鈴本演芸場

初席や皆々御慶で始まりて

やはり性に合ふお江戸の初笑ひ

初席やお仲入りには志の田寿司

初席や扇の松の枝開く

七日
海岸の青空に凧はためきて

風邪の人多しゴスペル歌初め

松飾り外し神社に持ちて行き

七草の夜豚めしを食べに行く

七草や豚めし売り切れカルビ食べ