案内板
大和内の天道念仏踊り
所在地 大和内地区
所有者 大和内地区
大和久の天童念仏踊り保存会
太陽の暖かい恵みと豊作を祈願して天道念仏踊りが、かっ て各地で盛んに行われ、とくに白河藩内は藩主の奨励もあっ て多かったようである。しかし、太平洋戦争後は激減した。 昭和54年9月、20数年ぶりに「大和内の天道念仏踊り」 は復活され、毎年6月14日と6月23日鎮守日吉神社境内 で行われる。踊り手は、青年男子で太鼓、笛の囃子につれて 輪になって踊る。はじめ囃子だけの前奏があってから「きみ ょうちょうらい」 「かみがたくだり」 「さよのなかやま」の 三曲を素手または手拭を用いて踊る。以前は輪の中央に「お 棚」という神棚を設けたようで、この点では白河市関辺のも のと似ている。歌詞は西郷村上羽太のものと似ている。ただ 大和内では各曲の間に「はねっこ踊り」を入れているところ が特色といえる。現在、天童念仏踊りは大和内のものを入れ て、県内に3件しかなく貴重である。
昭和56年5月1日指定