紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

一日一句 37

 

2011年

8/3
ついと出てすぐ葉に隠れ揚羽蝶

夏料理器もキンと冷やし置く

帰省子のキャリーごろごろ鳴らし来る

材料も器も工夫夏料理

駅ごとに言葉の戻る帰省かな

帰省する家はもうなし夢の跡

夏草や既に更地の元実家

睡蓮の池人々の足を止め

大家族テーブル狭しと夏料理

笹の葉を敷いて演出夏料理

8/2
人もなき午後の公園蝉時雨

がっしりと存在感ありゴーヤ成る

ぶら下がるゴーヤがっしり存在感

白槿天染め散るは地を染めて

夏草に覆はれる川子等遊び

みんみんを聞きつつヨガの呼吸する

8/1
映画観て感動覚めず夕涼み

7/31
夏祭り終わり提灯灯らぬ夜

夏祭り灯らぬ提灯残りをり

7/30
夏野菜たっぷり添へてメンチカツ

通り雨手拭ひ被る浴衣の娘

浴衣着て少女ら背中に団扇差し

7/29
クマ蝉を最近聞かず山静か

夏野菜カレーの辛さよ鼻をかむ

7/28
夕立や被災地物産品を買ふ

注文の団扇が届き心地よし

7/27
映画撥ね夏の夜風の海辺かな

映画撥ね夏の夜風や海辺道

7/26
路地裏にゴーヤも並ぶ無人売り

涼風に身を浸しつつヨガをする

薬湯はクールミントや夏のスパ

7/25
未明地震眠れぬままに朝の蝉

 

 

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