紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

一日一句 46

2012年
6/18
買ひ物のついでに紫陽花訪ね行く

うず高くマンゴーの実を盛るパフェ-

マンゴーの味香りまろく柔らかく

6/17
午後からは持ち歩くだけ梅雨の傘

梅雨晴れ間歩行者天国花咲きて

昼の友と夜も邂逅梅雨晴れ間

6/16
梅雨模様蝶の横切る並木道

梅雨の街傘と荷物がのしかかる

6/15
大荷物背負ふ稽古の日々梅雨晴れ間

6/14
縫ひ物をして日が暮れて梅雨晴れ間

6/13
ベランダの突っ掛けを拭く梅雨晴れ間

持ち傘の出番はなくて梅雨晴れ間

6/12
五月雨を受けて宝寿の露天風呂

6/11
咲き初めの紫陽花淡くまだ若く

紫陽花も女もこれから艶やかに

紫陽花も女盛りもこれからよ

6/10
大物を協力して干す梅雨晴れ間

五月雨や扉潜れば大人のバー

6/9
梅雨入りやソプラノサックスの響く朝

梅雨入りやこぽこぽ珈琲たてる音

梅雨入りや若人の声遠ざかる

乗り過ごす手前で目覚めて今日梅雨入り

6/8
順番に梅雨入り明日は関東も

夏蝶の吾と共に橋渡り飛ぶ

日傘閉ぢ臨時市場で野菜買ふ

枝折戸を閉づる紫陽花片寄せて

紫陽花の首持ち上げて戸を閉じる

かあかあと帰る烏や明日梅雨入り

6/7
歯触りも香りも爽やか新らっきょう

洗濯のよく乾く日や梅雨入り前

窓開けて気分一新梅雨入り前

6/6
暁烏声遠退きて梅雨近し

6/5
ベランダを栗鼠渡りゆく梅雨間近

6/4
望月に暈かぶりたり梅雨間近

シグナルの明滅に染まる夏マフラー

6/3
建物を覆ひ銀杏の繁りけり

雨止みて肌寒くなり梅雨間近

水無月の空に澄みたる小望月

梅雨間近明日は月食晴れ願ふ

6/2
梅雨間近今朝は洗濯干して出る

6/1
十薬のまた増えてをり朝の庭

お土産の烏龍茶香る梅雨間近

体調をやや崩してをり梅雨近し

5/31
お茶菓子の渓流に鮎泳ぎけり

「渓流」といふ名の茶菓子鮎泳ぐ

5/30
老鴬の去りて今朝も始まりぬ

二階まで番茉莉香る午後の窓

5/29
高貴の名似つかはしき薔薇母と見る

誰ぞの句母娘で評す初夏の午後

通院も気晴らしとなる薄暑かな

5/28
薫風や窓開け今日もミシン踏む

5/27
青嵐や荷は揺れ風上へと進む

5/26
稽古終へカフェの恋しき薄暑かな

5/25
首寂し夏マフラーを買ひて巻く

上着無難な色を選ぶ歳

百花宛緑の茶屋の粋な女

5/24
伯父遺す茉莉花今年も巡り咲く

5/23
淡き香と清楚な笑みで誘ふ薔薇

5/22
風に傘翻弄される若葉雨

5/21
初夏の丘金環日食に集ふ人

白バラの金環日食眺めをり

時間差で蔓揺れてをり白き薔薇

5/20
稽古終へ初夏の匂ひの戸外かな

この香はと聞かれウツギを教えけり

卯の花の香りよ初夏の匂ひだと

5/19
ダンス舞台本番祝ふ五月晴れ

5/18
紫蘭咲くこの角一時停止する

坂下にマーガレットの咲く小庭

待ち合はす改札前に初夏の風

お芝居の行き帰りの坂風薫る