紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

黒門前緑緑地 旧高峰家

 

 

案内板
「 黑門前緑地〈旧高峰家·旧検事正官舎〉

この黒門前緑地は、平成七年(一九九五)まで、金沢地方検察庁検事 正官舎の敷地であったが、平成十三年(二〇〇一)、官舎の一部とその 土塀を廻らす屋敷構えを保存するとともに、金沢で育ち、アドレナリンや タカジアスターゼで有名な世界的化学者、高峰讓吉博士ゆかりの家屋を 移築し、公園として整備したものである。


【旧高峰家】

明治五年(一八七二)、加賀藩御典医であった 讓吉の父、精一(せいいち)が建てた居宅の 一部で、書斎、茶室としても利用された離れに あたる。

当初、この地に近い梅本町(現大手町)の地に 建てられたが、昭和三九年(一九六四)に解体 され、この離れの部分のみが、その後、湯涌町に あった「江戸村」に移築された。この度、旧 建築地の大手町に近い、この地に再び復元、 移築されたものである。

【旧検事正官舎】

明治四三年(一九一○)に兼六園下に建て られたが、路面電車敷設による道路拡幅とともに 大正七年(一九一八)、現在地に移築された。 洋風下見板張りの応接間、格天井(こう てんじょう)の十畳座敷など、当時の「近代 和風建築」の特徴をよく示している。これら 接客に使われたと思われる部屋を保存し、 旧高峰家の離れとあわせて、一般に公開する ものである。

        平成十三年八月

     金沢市都市整備局緑と花の課 」