紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

本陣跡と秋葉大権現常夜石燈籠


案内板
「 ⑭ 本陣跡

 大名が陣を敷いた場所というところから、大名級の者が宿泊した所である。したがって、規模は広大であり、門を建て玄関を設け、上段の間を有することで一般の旅籠と区別され、一般の旅籠には許されない書院造りの建築様式であった。
 天明2年の記録に、敷地は間口十八間、奥行き十九間の三百五十一坪で建坪は九十二坪であった。

秋葉大権現常夜石灯籠の由来

 往年、台ヶ原宿が火災と水害に見舞われたことに起因して、慶應三年『秋月講』というグループが誕生し、防火を念願して『秋葉大権現』の石灯籠を旧小松家(本陣)屋敷跡に建立して、大火の防火を祈願した。
 その後、『秋葉講』としてグループが広がり、年々秋葉山に代参をたて、地域の火災予防に寄与してきたが、諸般の事情により自然消滅した。近年、集落内に火災が続発し、恐怖心に包まれた折りもこの石燈籠が地元住民の心の支えになり、毎年、十二月十五日を祈願祭としている。

       記
建立年月日 慶応三年十一月祭日

 平成十六年十月吉日 台ケ原区  」