案内板
「 立場跡と共同井戸跡
◎立場跡
立場は宿駅の出入り口にあり、旅人・籠かき・人足・伝馬などが休憩する掛け茶屋であった。建坪が四十二坪で、時には旅籠としても利用されていた。
◎共同井戸跡
昔は、湧き水や川水などが生活用水として利用されていたが、衛生面から井戸を掘って、共同で維持・管理し、数戸から十数戸が利用していた。当初は、つるべ式の揚水施設であったが、後に揚水ポンプが導入され便利になった。
井戸端には多くの人が集まって井戸端会議が行われ世間話やふれいの場として賑わった。
しかし、昭和三十年から白州町になり全戸に町水道が普及したので、各所にあった共同井戸は廃止されるようになった。
平成十七年三月吉日 台ケ原区 」