中津川の代表的な祭りの一つに、『ギオンバ』がある。津島神社のお祭りで、子供たちが提灯を持ち『ワイショ』『ヨイショ』の掛け声とともに町中を練り歩く。駒場津島神社の祭神は町内中山道筋の小さな祠に分社されている。
ギオンバは明治時代の後半に旧中津川の市街地で始まり、それが駒場など周辺地域に広がって、第二次世界大戦時には、中津川の子どもたちの代表的な祭になったと考えられる。
当時は喧嘩祭りとも呼ばれる激しいもので、小学生から中学生までの男子が参加し、準備から運営までをその子どもたちが行った。昭和の終わり頃からは、女子も参加する祭りとなった。