「宿場町の用水」
案内板
「 宿場町の用水
このあたりが中津川宿の中心であった。四ツ目川には水面近くに板橋がかかっており、東から来た旅人はこの橋を渡って、本町まで急な坂道を登った。登りつめると、街道の真ん中を用水が走っていた。宿の中心部を流れるこの用水は、野中の黒沢川から取水した第三用水(大樋用水)で、宿内の大災に備えて敷設されたものである。用水には、ものを流すことも洗うことも、禁じられていた。広義の生活用水、防火用水として使用されていたと考えられる。
明治十三年(一八八〇)の明治天皇通行の折、馬車が通れるように用水は埋め立てられた。
平成二十七年十二月
本町中山道景観協議会
中津川市 」