紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

坂本宿 近藤屋

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案内板
「 多才だった『武井九夏』

『九夏』は、文化十二年(一八一五)ここ、『こんどうや』に生まれる。
幼いときから学問に励みその多才ぶりは以下の自伝でもうかがい知ることができる。われ七歳にして学問に入り、九歳にして歌俳諧に心ざし、十二歳より書画に心を書しかくの如く老年に至るまで風雅をすてずと 雖も(いえども)何一つとる所なし。
ある時、竹を画きて其讚に呉竹の千尋のかげは写しても世にとどむべき一ふしもなし竹を好むによりて、またその名を竹翁の号し一筋に直なるかげを写しおく。

竹のおばなをあわれにも見る。
真弓迺舎翁 九夏
明治三十七年八十九歳で没す。

なお、同人は郷土の俳人中村碓嶺の弟子である」