案内板
「 転寝(うたたね)の森
江戸時代後期の文化二年(一八〇五)に完成した白河の地誌『白河風土記』によれば、源義家が 陸奥に下った際、林の下でしばらく休み、うたた 寝をしたことからこの名がついたと伝える。
また、『八雲集』にある清少納言曽弥の歌の
「『陸奥(みちのく)のうたたね(の)森のはしたへていな(稲負)を ふせとりも かよは(通わ)さりけり』がこの場所であるという。
かつては林であったが、『白河風土記』が編纂される頃には杉が二本と桜の若木二株が残っているのみであったという。
根元にある石碑には阿部正方の『いにしえのもの見の杉も跡たえて 名のみぞのこる うたたね の森』の歌が刻まれている。
白河観光物産協会 」