案内板
「 芭蕉句碑
(仙台市指定有形文化財
昭和五十一年七月一日指定)
『あやめ草足に結ばん草鞋の緒』とある。芭蕉は奥の細道の旅の途中、元禄二年(一六八九)五月五日から七日の三日間仙台に滞在したが、その時芭蕉を案内し、翌八日離仙の朝、『紺の染緒つけたる草鞋二足』と餞別の品々を贈り、芭蕉をして『風流のしれ者』と感嘆させた俳人北野加之(画工加右衛門)への感謝の気持ちを詠じた句である。
この句碑は、天明二年(一七八二)、静岡の俳人山南官鼠が来仙した折に建立したもので、裏面には官鼠自身の句『暮れかねて鴉啼くなり冬木立』と彫られている。
(以下、「望月宋屋句碑」と「大淀三千風供養碑」の説明文 略)