国立市ホームページより
青柳稲荷神社参道入口の地蔵堂には、地像菩薩3躯、六地蔵11躯が安置されています。その内、元文4(1739)年造立の地像菩薩1躯と、天明3(1783)年に造立されたことが判明している1躯を含む六地蔵6躯は国立市登録有形文化財になっています。
六地蔵とは、仏教の六道輪廻の思想(全ての生命は六種の世界に生まれ変わりを繰り返す)に基づき、六道のそれぞれを六種の地蔵が救うとする説から生まれたものです。六地蔵の個々の名称については一定していません。
青柳地域では、かつて念仏講が行われており、その名残りで堂の脇には安政 3(1856)年の手水石(国立市登録有形文化財)が置いてあります。その手水石とともに、地蔵堂に安置された地蔵は地域の習俗を知る上でも貴重な資料です。