案内板
「 幡ヶ谷一丁目一番八号
幡ヶ谷子育て地蔵尊
地蔵信仰は八世紀から行われていますが、地蔵とは民間の苦難を除き、 福利を与えることを願いとする仏のことです。ときには、身代わりとして現れ、ときには、地獄に落ちた人民衆を救ってくれるともいわれています。
また、子供の安全や成長を見守ってくれている仏とか、様々に救いの手を差し伸べてくれる仏と考えられていました。
このあたりの低地を昔から地蔵窪と呼んでいてのは、この地蔵に由来するようです。
江戸時代の貞享三年(一六八六)に造立されたことが、銘により確認できます、この場所に移動する前は、この建物のすぐ前にお堂があり、そこに安置されていました。
ところが、甲州街道の拡幅に伴って、この場所にあった大ケヤキのあとに移されました。現在は、大勢の人びとの浄財によって立派なお寺がつくられています。
渋谷区教育委員会 」