杉原氏庭園
案内板
「 杉原氏庭園
『緑苔園』と称する、勝元宗益(通称鈍穴)が江戸時代末期に作庭したことがほぼ明らかな庭園です。
回遊式の枯山水庭園で、広さは約500㎡。
座敷から見える石組を中心にした強さと優しさの異なる雰囲気を持った景色と、『秋錦亭』から見えるドウダンツツジ、苔など植栽を中心とした景色。
限られた空間内でこれら景色・植栽等視点の移動に伴って変化する庭の場景は、作者である勝元宗益の優れた造形感覚がいかんなく発揮されているといえます。 この庭は、大変優れたものであるうえ、作者・作庭年代がほぼ明らかな個人宅の庭であり、しかも作庭以来大きな改変もない点貴重です。
平成二十一年三月
安土町教育委員会 」