案内板
「 吉田のマツ
諏訪市天然記念物
種名 クロマツ(マツ科)
推定樹齢 二七〇~三〇〇年(平成七年現在)
大きさ 目通り幹周1m45㎝
地上30㎝ 幹周2m13㎝
高島藩士吉田式部彦衛門が元禄三年(一六九〇)から享保八年(一七二三)藩主忠虎の大阪城守備に随行したとき持ち帰ったものと伝えられる。代々吉田家の庭に育てられたものを、昭和の始め旧甲州街道沿いに移植したものであり、市内の最年長樹である。
クロマツの特徴は樹皮が末端まで暗黒色、下部樹皮が亀甲状に割れ、葉は濃緑色で強剛、新芽の鱗片は白味を帯びる。諏訪地方に見られるクロマツは栽植されたものである。