案内板
「 諏訪番所跡
一、名称
諏訪番所(甲斐二四関の一)、境川番所・境川口留番所とも呼ぶ
一、所在地 上野原市諏訪木のはけ二十番地
・宝永四年(一、七〇七)諏訪神社東より番組所坂上に移転
一、番所屋敷 一畝二十八歩 高二斗三升三合
前采場 下々畑 二畝高一斗二弁一勺
一、建 物 木造平屋建(四〇・二五坪)草葺
一、仕事
・通行取り締りと物資出入り調べ
・高瀬舟取り締りと徴税(二割二分)
・鶴川『渡し場』取り締り
・通行手形改め ・男は上り下り不用
・女は江戸へ入用、下り不用
※但し小仏関所(駒木野)・江戸へ男・女入用
・帰り不用
・番所坂所在茶店よりの情報聴取
※番所役人 定番九人
獄舎取締一人
一、閉止
明治二年 制度閉止となる
明治三年 山内国太郎『捕亡方心得』となり、 時局不穏に村番所従前通りと通告
明治四年 この年番所廃止となる
一、建物のその後
明治四年 役宅は山内国太郎所有となる
明治十三年 明治天皇巡幸の折り御小休、
お召替え所となる
明治十七年・明治十八年
渋沢栄一氏の別荘となり飛鳥山へ、 その後小泉策太郎氏所有となり、
以後不明
一、市内その他番所
・花井口留番所(上野原)
・棒口留番所(棡原)
・藤尾口留番所(西原)