江州音頭発祥地
案内板
「 江州音頭発祥地 豊郷江州音頭は、和尚と村人の合作だ。
豊郷町中山道沿い下枝地先に在る日吉山千樹寺は奈良時代行基により創建され、幾度の火災によりたびたび焼失しましたが、その度に再建が行われ、その落慶供養の余興の中で、『江州音頭』の原形ができ上がりました。
千樹寺は、永祿・元亀年間(1558~1572年まで)の頃、織田信長と天台宗派の内紛に巻き込まれ、戦火に遭いましたが、天正十四年(1586年)、当地の藤野太郎右ヱ門は、浄財を投じて再建したとき、当時の住職、根誉上人はその落慶供養の余興として、境内に人形を多数並べ、参拝の老若男女を集めて手踊りし、自ら、
『ぎゃあてい ぎゃあてい
はらぎゃ
あてい はらそうぎゃあてい
ぼうちそわか 』等
経文の二、三句を節おもしろく繰り返し、音頭の調子をとり、手振り
足踏み踊り出すと、見物人も踊り出し
夜の更けるのも忘れて踊りあかしたという。
それ以来、毎年七月十七日(旧暦)に
この行事は続けられました。 」