小林家住宅主屋
案内板
「 国登録有形文化財
小林家住宅主家
平成二十五年十二月二十四日登録
当家は、油屋を営んでいた宇吉家から小林家が明治十四年(一八八一)に譲り受け、昭和初期まで『亀屋』の屋号で旅籠を学んできた建物です。
建築された年代ははっきりしませんが、幕末頃には建てられていたものと考えられます。切妻造瓦葺 つしニ階建平入りの建物で、ニ階には両側面に袖卯建 を設け、庇下には防火用の濡れ筵掛けが残っています。
外観、室内とも幕末の豊かな商家に相応しい品格を持っており、防火対策が随所に残された貴重な建物です。