紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

贄川宿 深澤家住宅

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案内板
「 国重要文化財 深澤家住宅三棟

所在地 長野県塩尻市大字贄川
一六二二番地
所有者 深沢辰夫(千葉県流山市)

主屋 桁行10.6メートル 梁間17.3メートル
二階建、切妻造、
東面便所及び廊下附属、鉄板葺
北蔵 土蔵造、桁行3.3メートル、
梁間9.1メートル、
二階建、切妻造、鉄板葺
南蔵 土蔵造、桁行3.4メートル、
梁間8.4メートル、
二階建、切妻造、鉄板葺
附・家相関連資料 五点(家相図 四枚、 地理家相建物之断書 一冊)

宅地 564.47平方メートル 一六二二番地
右地域内の石垣を含む


深澤家は、屋号を加納屋と称し、行商を中心とする商家を営み、文化年間には、京、大阪などにも販路を伸ばし、幕末には、名字を許されるなど贄川屈指の商人となった。中山道に西面した短冊形の敷地に中山道に面して主屋が建ち、その背後に中庭をはさんで北蔵と南蔵が並ぶ。主屋は嘉永五年(一八五一)の大火後の再建で、同七年に竣工したと伝え、北蔵は文政四年(一八二一)、南蔵は文久二年(一八六二)に建築されたものである。
深澤家住宅は、各建物の建築年代がほぼ明らかで、保存状態もよく、江戸時代末期の木曽地方における宿駅の町家の姿を忠実に留め、主屋の規模の大きさ、独特な正面外観、整然とした架構、洗練された細部によって重厚で落ち着いた室内を構成し、木曽地方の町家建築の到達点を示す建物で価値が高い。

塩尻市教育委員会