案内板
「 庚申碑について Koshin stone monument
庚申の日は六十日後とに巡り、年に六日あります。
この日の夜に人々が集まり、徹夜で念仏を唱えたり世間話をして、朝に解散する風習がありました。これは人の体内に「三尸の虫」という霊虫が住み、人々が寝静まると体内から出て天界に昇り、天帝にその人の悪行を告げ口し、怒った天帝がその人を早死にさせると言い伝えられており信仰されていました。ですから、庚申の日は夜通し起きて、虫が体内から出ないようにします。これを「庚申待」といいます。
おそらく最初は「庚申待の夜は厳かに過ごす」ものだったと思われますが、娯楽の乏しかった平安時代から「二ヶ月に一度の楽しい夜通しの宴」となり全国に広がりました。
中国より伝来した道教に由来する庚申信仰に基づいて建てられた石碑です。
It is a stone monument based on the Koshin belief originating from Taoism introduced from Chaina.
平成27年度地域発元気づくり支援金事業」