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案内板
「 湯沢のお地蔵様
左の『お地蔵様』は、
宝暦三年(一七五三)に茶屋本陣の飯野家より建立され、風雨で損傷したため安政三年(一八五六)に再建されました。戦時中召集令状が発布されると、交付された者は必ず地蔵様をお参りし出征するのがこの地域のならわしで、その結果、地蔵様のご利益で全員が無事ご帰還されたそうです。現在も、地域有志により、八月二十四日に例祭として縁日が行われ、提燈・行燈が灯され、祭が継承されています。
中央の『如意輪観音』は、
女性特有の病気平癒の願掛けと結び付いた女人講として造立。八月二十三日に香花を供えて祭られます。灯してまだ燃えきらない蝋燭を妊婦が貰い受け、お産の時に家で灯し安産を願うと、蝋燭が燃えきらないうちに無事出産するという伝えがあります。
右側の『二十二夜塔』は
月待信仰のもので八月二十二日に縁日が行われます。」