案内板
「 国認定重要美術品《工芸品)
銅鐘(どうしょう)
認定年月日 昭和19年7月6日
所在地 白河市関辺関山
大きさ 総高 135cm
口径 106cm
満願寺(真言宗) に伝来した銅鐘で、寛文4年(1664) 10月、当時の白河藩主本多忠平(藩主在職=1662~1681) が寄進したものです。
乳(ち)は5段5列で配され、池(いけ)の間(ま)(鐘のほぼ中央の区画) には4区全てにわたって「奥州白河莊成就山満願寺鐘銘并 序」と題した満願寺の由緒などを記した銘文が刻まれてい ます。末尾には大檀那の忠平のほか、奉行2名や発起願人 6名、勧進僧8名、鋳物師の名があり、制作した鋳物師は 江戸の椎名吉綱とその弟子の椎名正重・太田正信であるこ とが分かります。
注:銅鐘の部分名称で、たくさん並んだ小さな突起を乳(ち)と言う。