紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

篠原玉藻稲荷神社

 

案内板
「  篠原玉藻稲荷神社

 こゝは、お稲荷さんと称える作神さまと玉藻の前(九尾の狐)の神霊とを祭った由緒深い社である。
 宝前の社殿改建記念碑と石の鳥居の柱にいわれなどが記してある。
 建久四年(一一九三)源頼朝那須游猟のときこの社に参詣したという伝えがある。また元禄二年四月十二日(陽暦五月三十日 一六八九)松尾芭蕉は、この篠原の地を訪れている。『おくのほそ道』に、
 『ひとひ、郊外に逍遙して、犬追物の跡を一見し篠原を分けて、玉藻の前の古墳をとふ。』
とある。
 境内に芭蕉の句碑『秣(まぐさ)おふ---』と源実朝の歌碑『武士の矢並つくろふ---』がある。また九尾の狐退治の伝承地としての『鏡ヶ池』と『狐塚』の霊を移したという祠がある。なお、『狐塚址』は、こゝより北東の地の県道沿いにある。
         芭蕉の里 黒羽   」