紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

芭蕉の館 入口の石碑

石碑の内容

「 黒羽の舘代淨法寺何がしの方に音信る。思いかけぬあるじの悦び、日夜語りつゞけて、其弟桃翠など云が、朝夕勤とぶらひ、自の家にも伴ひて、親属の方にもまねかれ、日をふるまゝに、日とひ郊外に逍遥して、犬追物の跡を一見し、那須の篠原をわけて、玉藻の前の古墳をとふ。それより八幡宮に詣。與市扇の的を射し時、別してハ我國氏神正八まんとちかひしも、此神社にて侍と聞バ、感應殊しきりに覚えらる。暮れバ桃翠宅に帰る。修験光明寺と云有。そこにまねかれて、行者堂を拝す。

  夏山に足駄を拝む首途哉   」