紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

稲妻型屋敷割りの道

稲妻型屋敷割りの道

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案内板
「 稲妻型屋敷割りの道

中山道守山宿は街道筋の距離が、文化十四年の記録では一○五三間、内民家のある町並が五六九間という長い街村であった。 宿場の西端には市神社があり、その向かいには高札場があった。 この高札場から東に約四十mには宿場の防火、生活用水となった井戸跡がある。 街道筋の特色は、このあたりの道が最も幅広く、高所にあることと道路に沿った民家の敷地が、一戸毎に段違いとなっていることである。 段違いの長さは一定ではないが、およそ二~三尺で、間ロの幅には規定されていないことがわかる。 この屋敷の並び方がいつごろから行われたかを知る史料はないが、守山宿が守山市と関連して商業的機能と宿場を兼ねたことで、問屋、庄屋、本陣、市屋敷などを管理するため、あるいは怪しい人物が隠れても反対側から容易に発見できるなど、治安維持のための町づくりであった。  

守山市教育委員会