紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

坂本観音様の由来

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案内板
「 『坂本観音様』の由来

中山道坂本坂の麓に馬頭観音が祠られていることが『中山道文間延絵図』(文化三年編)にある。
この観音様は、地元は勿論、街道を行き交う人々からも厚い信仰をあつめてきた。
観音様の建立は、礎石の刻銘から、延享二年(一七四五年)と考えられる。
その昔坂本坂登り口付近にあった観音様がいつの時か中山道のから離れたら所の川端に祠られ観音様が大水により川の底への沈んでしまわれた。
その為に祟りがあったので元の場所近くに手厚く祠った。また悪性の病が流行った折に観音様の竹数珠を持って病人宅前を皆で念仏を唱えて廻ったら、霊験あらたかであったと伝えられている。
その後の変遷は明確ではない。明治二十九年(一八九八年)に再建とあるのでこの時に前位置(稲荷様入口)に建立されたのである。
この度県道の建設に伴い現地に移転された。
堂内には、江戸期の名僧“徳本上人”が当地で念仏を弘めた折の『南無阿弥陀仏』碑『弘法大師尊像』も祠られている。

平成五年吉日 」