落合の石畳
案内板
「 国史跡 中山道
平成22年2月22日追加指定
落合の石畳
この石畳 は、中山道落合宿 と馬籠宿 の間にある十曲峠を歩きやすくするために、石を敷き並べたものです。
石畳がいつ頃に敷かれたのかは不明ですが『中山道宿村大概帳』には『馬籠境(新茶屋)から中津川まで34町6間(約3.7キロメートル)、道幅2間から3間、尾州より普請』とあり、尾張徳川家がこの石畳を含む区間の中山道の維持管理を行っていたことがわかります。
石畳の構造としては石畳の道幅約4メートルで、1平方メートルあたりに自然のままの濃飛流紋岩が4~6個使われています。石材の形や大きさはまちまちで一定ではないですが、石畳の両側端に石材の直線的な面を外側に並べ、一直線になるように配置されています。
石畳の長さは約840メートルで、その間3ヶ所(径70.8メートル)の、石畳は往時のまま現存しています。その周辺の石畳についても昭和63年度~平成7年度『歴史の道路整備事業』にて修復がされ、中山道の風情を偲ぶことができる場所となっています。
中津川市教育委員会 」