案内板
「 宮越 一里塚
慶長六年(1601)、江戸幕府は江戸と各地を結ぶ五街道を整備し、宿を設置した。街道には日本橋を起点にし、一里(約四km)ことに塚(直径約九m、高さ約二m)を作らせた。一里塚 の土には榎・松・杉などが植えられた。街道の松並木と区別するため余の木を植えよと言ったのを聞き違えて榎を植えたという逸話がある。一里塚に植えられた木が旅人の距離の目安となり、木陰が休み場となった。
宮越宿 と藪原宿 の間には木祖村吉田に、宮越宿と福島宿 の間には宮ノ越下島と福島上田の出尻の二箇所に一里塚があった。下島一里塚は道路工事で削平され形が残っていない。
説明文 日義中学校三年生 山本世津子 」