2010年
12/1
立ち入れぬ茶室にひとひら散り紅葉
散り紅葉ひとひら本に挟み置き
12/2
時雨るや踏切待ちの雨宿り
時雨るや濡れたジャケット広げおく
12/3
嵐過ぎ色とりどりの濡れ落ち葉
風の朝黄葉飛び来るバス車窓
天怒る師走の朝の嵐かな
嵐去り冬晴れの空雲走る
暖かき嵐一転氷雨降る
12/4
手袋はまだせず手さする朝の道
冬晴れの朝日眩しき道急ぐ
繋がれし仔犬主待つ冬の朝
散り積もる銀杏黄葉の通り行く
部活動一年生は落葉掃き
黄葉背に坂道走り上る人
参道は銀杏絨毯根津神社
黄葉踏む下町散歩のご一行
東大の銀杏並木の黄の絨毯
三四郎池落ち葉に埋もれた階段で
落ち葉踏みつつ三四郎池巡る
団体をすり抜け三四郎池一の紅葉へ
三四郎池に映る逆さ紅葉
赤門へ続く銀杏の黄の絨毯
東大の銀杏黄葉の散り積もる
鈴鳴らし仔犬の散歩散り黄葉
12/5
寒き道歩きて馴染みの居酒屋へ
団体の忘年会の支度して
くわい揚げほろ苦く甘く酒に合ひ
居酒屋で職場仲間に遭う師走
一日一句 16へ
https://asiandream0804.hatenablog.com/entry/40416398
一日一句 目次 1
https://asiandream0804.hatenablog.com/entry/2023/02/07/092704
一日一句 目次 2
https://asiandream0804.hatenablog.com/entry/2023/02/10/125624