案内板
「 延命地蔵堂
享保十年(一七二五)の書上げには、『地蔵堂』と記されている。堂内には直径が二メートルほどもある自然石が安置されているが、この石の由来は、文化十年(一八一三)五月十日頃、河中(蘭〔あららぎ〕川の川原)に地蔵尊が浮かび出ている石があることを旅人に告げられて知り、当時の光徳寺住職中外和尚をはじめとする村人たちが、ここまで運びあげたというものである。この延命岩を別名汗かき地蔵というのは、この石が常にぬれているようにみえることによる。毎年四月二三か二四日にお祭りが行われている。 」