紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

一日一句13

 

2010年

 

11/21
夕の鐘鳴る刻暗し短日や

挨拶の相手が見えず日短し

ケーキ売るケース明々日短し

すれ違ふ顔既に見えず日短し

短日や厳かな曲街流れ

街角に手羽餃子屋台日短し


11/22
花嫁のハイヤーも濡れ初時雨

右折車のライトの列や初時雨

傘の人薄闇に消え初時雨

11/23
小春日やウォークラリーに人集ふ

父と子と歩く勤労感謝の日

初冬や一日頑張り喉辛し

11/24
副都心人混み抜けて冬の街

初冬や学生の列遡る

ストリートダンス横目に冬の街

11/25
句誌届きためつすがめつ初冬かな

みなで分け食べた想ひ出あけびかな

句誌届く表紙静かな葛の花

伯父逝きし銀杏輝く季節また

車より見えし銀杏をまた見たく

ぎんなんを炙りて今宵も酒美味し

洗濯をしつつ初冬の喉の風邪

今日伯父の逝きし日銀杏輝けり

 

 

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一日一句 目次 1
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一日一句 目次 2
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