紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

黒羽境界石

案内板
「  市指定文化財

  黒羽領境界石(史跡)

       管理者 浄泉寺

 黒羽藩主大関増業(ますなり)は、自藩と他藩との境界を明らかにするために、文化十~十一念仏(一八一三~一四)何箇所かに境界石をてた。ちょうど増業が大阪城勤務の時で、碑は大阪で造られ、船で運ばれた。
 ここ浄泉寺境内にある標柱には、『従此川中東黒羽領』と刻まれてあり、背面には『於摂州大阪作江西横堀小島屋石工半兵衛』とある。
 高さ百五十一センチメートル、幅二十一センチメートルの花崗岩の四角柱である。
 もともとこの境界石は、那珂川の左岸越堀(こえぼり)宿(黒羽領)側に建てられていた。川をはさんで向こう側は鍋掛宿(幕府領)で、両宿は奥州街道の宿駅であった。
 大正七~八年(一九一八~一九)頃、保存のために現在地に移された。

  昭和四十七年十月二十五日指定

       那須塩原市教育委員会  」