紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

一日一句 67

(2014年2月21日~3月31日)

 

2014年2月21日

芝居跳ねまだ雪残る街に出る

フィギュアフリー感動の涙ありがとう

 

2/22

かき寄せた雪胸までも残る道

2/23

稽古行く我を見下ろす白き梅

 

大雪で遅れていた荷が今日届く

2/24

一段と今朝は厳しき余寒かな

2/25

吊るされてまな板に載る鮟鱇や

行き帰り朝な夕なの沈丁花

2/26

山を背にアトリエに咲く枝下梅

2/27

雨に濡れ香りいや増す沈丁花

2/28

ゆっくりと炬燵でジンベエザメを見る

 

ちょこちょことペンギンの散歩春淡し

3/1

灯籠も春雨に濡れ兼六園

春雨や和服の似合ふ兼六園

 

3/2

杉花粉一日鼻かむ稽古の日

 

3/3

金沢のきんつば食べる雛の日や

 

人形もとうとう出さず桃節句

3/4

三月や母とコートの談義する

3/5

風邪の日はやらずの雨にかこつけて

 

3/6

帰り来て苺タルトのティータイム

3/7

三月に都心に雪のニュースかな

3/8

お稽古の帰りみんなで梅見上げ

甜茶飲み鼻が落ち着く早春や

 

3/9

じゃばら酒で早春の鼻すっきりと

3/10

弁当の蓋を開ければ春ぎっしり

3/11

ランタンで三・一一過ごす夜

三年目三・一一黙祷す

 

3/12

桜草ベンチでくつろぐ翁かな

 

卒業の袴車内も華やぎて

3/13

我が店に一周年の春来る

 

3/14

卒業式帰りの親子ちらほらと

義理返しとはいへ嬉しいホワイトデー

3/15

五時過ぎて稽古場明るき春となる

お稽古の帰りみんなで梅見上げ

3/16

あの枝で今朝は鶯鳴いていた

 

袴着の色華やかに卒業式

3/17

青空や三月の風まだ寒く

焼きたてパン苺シリーズ並びをり

3/18

夜の海吸い込まれそうな春一番

 

テーブルにぽとりと落ちる椿かな

3/19

早春やホウボウの潮汁作る

3/20

春寒しダンスレッスン充実す

春寒し露地の居酒屋美味き匂ひ

3/21

春彼岸女三代墓参り

 

しんみりと春の歌聞く春分

3/22

大皿のカレーと格闘春彼岸

3/23

コート脱ぎ足取り軽き帰り道

3/24

春先の恒例鼻と目の洗浄

 

春先に飲むは甜茶紅富貴

3/25

バラードでパッション歌ふ大斎節

シーズンが終る最後のメカブ売る

3/26

春雨と言へ折れにくい傘を買ふ

3/27

春寒し再びマフラー出して巻く

春寒しダンスクラスは熱気立つ

3/28

待ち時間気にならず桜咲き初めぬ

悔しさをバネに真央跳ぶ世界フィギュア

3/29

花満開見上げつついざ稽古場へ

3/30

今日もまた筋トレ三昧花の雨

 

蕗の薹苦味は大人の味と言ふ

3/31

墓参する友の姿や花満開

墓参する人花見る人染井墓地

 

 

一日一句 68に続く

https://asiandream0804.hatenablog.com/entry/2023/02/11/155838

 

一日一句 目次 1
https://asiandream0804.hatenablog.com/entry/2023/02/07/092704

 

一日一句 目次 2
https://asiandream0804.hatenablog.com/entry/2023/02/10/125624

 

一日一句 目次の目次
https://asiandream0804.hatenablog.com/entry/2023/05/29/195328