紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

一日一句 28 大震災

 
2011年

3/11
地震あり早春の細き月

早春や蝋燭点す大停電

3/12
まだ続く余震に怯え春寒し

3/13
天災には誰も逆らえず悲しき春

このメンバーにては最後の春の宴

また余震ありて不安な春の夜


3/14
春愁や余震運休停電も

停電に振り回されるホワイトデー


3/15
震災の春店の棚米もなし

春キャベツ買ひ節電の街を行く

また地震まっすぐ歩けず春の宵
3/16
被災地に春の雪降る天に傘を

卒業式中止や延期震災後

春雪の被災地に毛布掛けたい

並ぶ人買ひ占める人春の午後

胡麻色の春の雲の下余震あり

ついに今日輪番停電春の夜

3/17
停電に備へ早めの春夕餉

春燈や一戸一戸の物語

春の夜の停電各戸の物語


3/18
広報を聞きに外に出る春寒し

 

 

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一日一句 目次 2
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