紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

守山宿 井戸跡

井戸跡

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案内板
「 井戸跡

この井戸は、天保四年(一八三三年)の宿場絵図に記載され、それ以前から存在したもので、他にもあったとされるが、現存しているのはこれ一基だけです。
守山宿は、野洲川の旧河道がつくった自然堤防という微高地のため、用水路がなく、宿場の防火や生活用水に使用されたと思われます。 平成二年の市教育委員会との合同調査では、井戸は漆喰の枠が、六段積み重ねられ、さらに数段が土砂の流入で埋まっていることがわかりました。 上部の石組は、一辺九十cmで四角形に組んでいて、盤石は、後世にのせたようです。 この石組は、もともと西に二十m程行った所のコの字型になっている所にありましたが、平成十八年から平成二十一年の側溝工事に伴い、中山道守山宿歴史文化保存会・中山道ろくはち会・中央商店街がこの地に移転保存したものです。 守山宿の往時の生活を知る貴重な遺産です。  

平成二十二年四月 
中山道守山宿歴史文化保存会 」