本陣南部家「風雅の道」
案内板
「 柏原宿本陣、南部家『風雅の道』
二十世・中興四代 辰右衛門実村
(俳号 ) 流木堂江水
芭蕉と同じ時代の人。ともに、貞門の流れを歩み、数冊の句集を編纂。
『元禄百人句』
次の夜は唯ひとりゆくすゞみ哉
江水自作
『柏原句集』
江水亭にて(前書)
しら梅の花より上はいぶきかな
北村季吟門下、芭蕉相弟子
大垣 谷木因
芭蕉の門人との交流も厚かった。
江水亭にて(前書)
行暮れて蚊屋釣草にほたる哉
芭蕉十哲の一人
美濃 各務支考
『奥の細道』に登場。随行の門人曽良の日記や敦賀の門人等栽との連歌にも、江水の名がある。
二十五世・中興九代 辰右衛門実堅
井伊直弼側近。
長野主膳国学塾『志賀谷高尚館』門人
(主膳は南部本陣でも講義)
(伊富山観音護国寺奉額百詠)
萬代の 霜をかさねて 住みよしの
きしの姫まつ 神さびにけり 」