紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

本陣南部家「風雅の道」

本陣南部家「風雅の道」

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案内板
「 柏原宿本陣、南部家『風雅の道』

二十世・中興四代 辰右衛門実村
(俳号 ) 流木堂江水

芭蕉と同じ時代の人。ともに、貞門の流れを歩み、数冊の句集を編纂。

『元禄百人句』
次の夜は唯ひとりゆくすゞみ哉
江水自作

『柏原句集』
江水亭にて(前書)
しら梅の花より上はいぶきかな
北村季吟門下、芭蕉相弟子
大垣 谷木因

芭蕉の門人との交流も厚かった。

江水亭にて(前書)
行暮れて蚊屋釣草にほたる哉
芭蕉十哲の一人
美濃 各務支考

奥の細道』に登場。随行の門人曽良の日記や敦賀の門人等栽との連歌にも、江水の名がある。


二十五世・中興九代 辰右衛門実堅

井伊直弼側近。
長野主膳国学塾『志賀谷高尚館』門人
(主膳は南部本陣でも講義)

(伊富山観音護国寺奉額百詠)
萬代の 霜をかさねて 住みよしの
きしの姫まつ 神さびにけり 」