案内板
「 樋沢の不動明王像(お不動様)
この像は寄木造りという二枚以上の木を組み合わせるという技法で作製されたもので、背面に明曆二年(一六五六年)に作製されたと記されている。同じく背面に下部には制作者の名前らしき文字があるが、現在、判読することはできない。
地元では、『お不動様』と呼ばれ、かつては縁日などの際、近隣の村からも多数の参拝者があったと伝えられている。
不動明王には、病魔退散、家内安全、商売繁盛などのご利益があるといわれ、左手に持つ羂索(けんさく)と呼ばれる網で衆生(しゅじょう)を導き、右手に持つ利剣(りけん)で、煩悩を断ち切るといわれている。
平成二十六年三月
鍋掛地域車座談義運営委員会 」