かたたや
案内板
「 中山道守山宿
門前茶屋
かたたや
江戸時代後期の天保年間(一八三○~一八四三)の頃、中山道守山宿の東門院の門前に『堅田屋』という一軒の茶屋がありました。
当時の茶屋は、旅人の休憩の場であり、お茶や食事、お酒などを出していたそうです。
また、『堅田屋』は、一部旅籠の機能もあり、『京発ち守山泊まり』と言われた守山宿にあって、多くの旅人が旅の疲れを癒していたのがうかがい知れます。
そして一七○年余りが経った平成の時代に、その『堅田屋』と同じ場所、同じ建物で『門前茶屋かたたや』が誕生しました。
当時の梁や柱、土壁、格子、虫籠窓、階段箪笥などを残しながら、最新の技術で耐震性、機能性を高めました。 どこか懐かしく、どこか新鮮。そんな空間で人々を癒す場所として、また新たな『かたたや』の物語が始まります。
平成二一年五月吉日 」