紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

かたたや

かたたや

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案内板
中山道守山宿
門前茶屋
かたたや

江戸時代後期の天保年間(一八三○~一八四三)の頃、中山道守山宿の東門院の門前に『堅田屋』という一軒の茶屋がありました。
当時の茶屋は、旅人の休憩の場であり、お茶や食事、お酒などを出していたそうです。
また、『堅田屋』は、一部旅籠の機能もあり、『京発ち守山泊まり』と言われた守山宿にあって、多くの旅人が旅の疲れを癒していたのがうかがい知れます。
そして一七○年余りが経った平成の時代に、その『堅田屋』と同じ場所、同じ建物で『門前茶屋かたたや』が誕生しました。
当時の梁や柱、土壁、格子、虫籠窓、階段箪笥などを残しながら、最新の技術で耐震性、機能性を高めました。 どこか懐かしく、どこか新鮮。そんな空間で人々を癒す場所として、また新たな『かたたや』の物語が始まります。  

平成二一年五月吉日 」