案内板
「照手姫ものがたり 美女谷伝説(相模湖町底沢)
浄瑠璃や歌舞伎で知られている、『小栗判官と照手姫』の物語。
照手姫は、小仏峠の麓、美女谷の生まれと伝えられ、その美貌が地名の由来になったとも言われています。
北面の武士だったという父と、やさしい母から生まれた照手姫は、美しい娘に成長し、美女谷川上流の七ツ淵で豊かな黒髪を梳くその姿は、まばゆいばかりの美しさを放ち、里の若者を魅了したと伝えられます。
しかし、不幸にも両親が相次いでこの世を去り、いつしか照手姫の姿は美女谷から消えてしまいました。
その後、数奇な運命をたどった照手姫は、早州藤沢宿で小栗判官道重と運命的な出会いをしますが、道重は毒殺されてしまいます。姫の必死な思いが通じたのか、道重は遊行上人という名僧のお陰で蘇生し、常陸の国の小栗城に帰り、照手姫を迎え、末永く幸せに暮らしたと言います。
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