紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

園原先生碑

f:id:asiandream0804:20210108021243j:plain
f:id:asiandream0804:20210108021326j:plain
案内板
「 園原先生碑

園原旧富(ふるとみ)は、三留野村和合(わごう)の東山神社の神官の家に元禄十六年(一七〇三)に生まれ、長じて京都に遊学し、吉田兼敬(神祇管領長)に師事して神学を学び、『神学則』を著すまでになった。その後も『木曽古道記』『神心問答』『御坂越記』『木曽名物記』などを著して、尾張・美濃・信濃に門人多数を擁する大学者となった。
この碑は彼の死後五年目の天明元年(一七八一)に、学徳を慕う門人たちによって建立されたもので、碑文は同時有数の学者である松平君山が書いている。なお、園原家住宅(一部公開)は、江戸時代中期の神官の家の姿を伝える貴重なものである。 」

園原家住宅

案内板
「 長野県指定文化財(県宝)
園原家住宅

園原家は、三留野宿東山神社の神官を務めた家で、江戸時代の大学者園原旧富まで遡る建物である。
栗材が多用され、差鴨居も鼻栓で止める古い形式で、一七世紀後半から一八世紀前期の建築と推察される。神殿も同時期のものと思われる。
江戸時代中期の神官屋敷の様子を知ることができる建築物で、現存するものが少ないことからも貴重である。又、推定数百年のイチョウや屋敷内の坪庭にあるドウダンツツジも、季節ごとに鮮やかな姿を見せ、見事である。

平成二十四年九月十三日 指定
長野県教育委員会