案内板
「 シャーロック・ホームズ像野外彫刻
シャーロック・ホームズは、およそ100年前に約40年間にわたって英国のロンドンを中心として活躍した不滅の名探偵です。
親友ジョン・H・ワトソンと共に住んだベイカー街221Bには、今なお世界中から事件解決依頼やファン・レターが殺到しています。このよつにホームズが愛されているのは、彼の推理能力とか、犯人への温かい思いやり思いやり、などだけによるのではありません。
当時、繁栄の頂点にあった大英帝国は、1880年代に転換期を迎えます。古い時代の英国紳士道を守りつつも、新しい科学への信頼を採り入れたホームズは、単なる一探偵としてだけではなく、正義と友愛と公平のシンボルとして、今も人々の心に生き続けているのです。
アーサー・コナン・ドイル(1859-1930)が書いたホームズ物語全60作品を翻訳家延原謙(のぶはらけん)がここ追分で全訳したのにちなんで、この地を選び、ホームズ登場100周年を記念してホームズ像野外彫刻を建てました。
1988年10月
シャーロック・ホームズを
愛する有志一同 」