紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

一日一句 27

3/1
濃厚な東洋の夜沈丁花

3/2
春寒や娘の振袖仕舞ひけり

ぼんぼりも灯さず明日が雛祭り

日々のこと追はれて雛もかへりみず

傘差して出る沈丁花追ふてくる

節句前に深夜の洗濯す

3/3
節句娘の顔も見ず暮れぬ

手作りの雛が出迎へ美容院

節句白酒代わりの熱燗で


3/4
三日夜雛は箱入りまた眠る

沈丁や冬型緩む予報なり

玄関に立つ度沈丁伯母の家

ひと月の巷と別れ雛眠る


3/5
芝居観て春の築地で寿司を食ふ

沈丁花香りを纏ふ夜の人

3/6
本日はみな目うるます杉花粉

出入りある度目痒し杉花粉

稽古終え出る外柔らか三月や

3/7
また寒さ戻りて春の雪が降る

また寒さ戻りて小雨の道を行く

春寒や小雨の露天風呂ひとり


3/8
数々の思ひ出ありて沈丁花

数々の思ひ出秘めて沈丁花
3/9
春寒や出る支度中地震あり

観劇の梯子の移動春寒し

外で待つ春寒店から茶が出され


3/10
早春や観劇仲間で飲みに行く

菜の花を肴に今宵酌み交はし