紗蘭広夢の俳句と街道歩き旅

二度目の東海道五十三次歩きと二度目の中山道六十九次歩きのブログを書いています。今、中断していますが、俳句も書いています。

「侍タイムスリッパー」と「ルート29」

11月12日(火) 晴れ

 


今日明日オフ。

といっても、土曜夜に発熱し、日曜月曜と寝ていたので、今日明日2日間しっかり寝て過ごすか、いつものごとく映画を観に行くか迷いました。

2日間あって1本も観なかったら後々後悔するだろうなあ。

今日はゆっくり休んで、満を持して明日映画を観に出るか、今日観てしまって明日のんびりするか。

今日観てしまって明日のんびりすることにしました。

本日観たのは2本。

1本目は「侍タイムスリッパー」

映画.comの解説

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現代の時代劇撮影所にタイムスリップした幕末の侍が時代劇の斬られ役として奮闘する姿を描いた時代劇コメディ。

幕末の京都。会津藩士の高坂新左衛門は家老から長州藩士を討つよう密命を受けるが、標的の男と刃を交えた瞬間、落雷によって気を失ってしまう。目を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所だった。新左衛門は行く先々で騒動を起こしながら、江戸幕府が140年前に滅んだことを知り、がく然とする。一度は死を覚悟する新左衛門だったが、心優しい人たちに助けられ、生きる気力を取り戻していく。やがて彼は磨き上げた剣の腕だけを頼りに撮影所の門を叩き、斬られ役として生きていくことを決意する。

テレビドラマ「剣客商売」シリーズなど数々の時代劇に出演してきた山口馬木也が主演を務め、冨家ノリマサ、沙倉ゆうのが共演。「ごはん」「拳銃と目玉焼」の安田淳一が監督・脚本を手がけ、自主制作作品でありながら東映京都撮影所の特別協力によって完成させた。

2024年8月17日に池袋シネマ・ロサの一館のみで封切られ(8月30日からは川崎チネチッタでシーンを追加した「デラックス版」が上映スタート)、口コミで話題が広まったことから同年9月13日からはギャガが共同配給につき、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ日比谷ほか全国100館以上で順次拡大公開される。

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今年の流行語大賞にノミネートされている「侍タイムスリッパー」

単館上映から全国上映へのヒットを果たした、自主制作の時代劇『侍タイムスリッパー』が話題に。

2017年の「カメラを止めるな!」も、口コミで広がって大ヒットになったなあ。

山口馬木也さんは有名な俳優さんではありますが、実は日テレの「遠くへ行きたい」で見たくらいで、「剣客商売」を見ていなかったし、ちゃんと役を持って活躍しているのを見るのは初めてかも。

笑えるシーン満載なのに、私しか笑ってなかった。

自分自身が幕末から現代に飛ばされたみたいな、感情移入して見てしまい、手に汗握り、泣きました。

クライマックスシーン、どうなっちゃうの?と相当ハラハラしましたが、うん、いい話だった!

幕末のリアル侍が、本当に背筋をピンと伸ばし、いつも月代を剃り、剣術稽古をし、武士の心得を守り抜いていたかは今となっては誰もわかりませんが、私たちが思い描く理想の本当の武士の姿を私たちに焼き付けてくれました。


ランチはカフェでサンドイッチとブレンドコーヒー。

本日の2本目は、「ルート29」

映画.comの解説

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長編デビュー作「こちらあみ子」で第27回新藤兼人賞金賞を受賞するなど高く評価された森井勇佑監督が綾瀬はるかを主演に迎え、詩人・中尾太一の詩集「ルート29、解放」にインスピレーションを受けた独創的なストーリーで撮りあげたロードムービー

他人と必要以上のコミュニケーションを取ることができない孤独な女性・のり子は、鳥取の町で清掃員として働いている。ある日、彼女は仕事で訪れた病院の入院患者・理映子から「娘のハルを連れてきてほしい」と頼まれ、何かに突き動かされるように姫路へと向かう。やがて見つけたハルは風変わりな女の子で、初対面ののり子に「トンボ」というあだ名をつける。のり子とハルは姫路と鳥取を結ぶ国道29号線を進むなかで、さまざまな人たちと出会いながら互いの絆を深め、からっぽだったのり子の心は喜びや悲しみの感情で満たされていく。

「こちらあみ子」で主演を務め鮮烈な印象を残した大沢一菜がハルを演じた。


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ロードムービー、何と甘美な響き!

でも実は、王道ロードムービーはほとんど見ていません。私が見たロードムービーで一番好きなのは「レインマン」。

スタンド・バイ・ミー」はロードムービーというジャンル分けではないんだね。アドベンチャー、スリラー、青春物と書かれています。

この映画の演技の特徴は、舞台などでは禁止されている棒立ち。

でも、その棒立ちがとても効果的な表現になっています。

リアル感ありながらファンタジー感も半端ない。

カヌーに乗ったじいじを大勢で迎えに来るシーンは感動しました。

大きな不気味な赤い月は、手塚治虫の「ノーマン」を思い出させます。

山の中で出会った、サバイバル親子。子どもはもう何ヶ月も学校に行っていない。この親子のあり方は、いろいろな問題を我々に突きつけてきていると思いました。

親切な人もいれば、とんでもない人たちもいる。いろいろな出会いがあって、とても面白い。

こんなに短期間にいろいろあるのは映画ならではですが、私も東海道中山道甲州道中など歩き旅で、いくつかの出会いがありました。

ハルを演じた大沢一菜の今後がとても楽しみ。


さて、帰宅して、やはり病み上がりに映画2本はきつかったなあと。

まあぼちぼち。